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2013年4月 8日

バリエールマスクの若林です。H7N9について

皆様

いかがお過ごしでしょうか?
知人の株式会社モチガセの社長から、以下メールが送られてきました。大事な情報のため、シェアさせていただきます。

ご参考まで。

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皆様へ

H7N9型鳥インフルエンザ感染者が発見されてから今日で一週間になります。
本日、さらに2人感染者が増え、合計20人になりました。 本日の朝刊で二紙が社説で「鳥インフルエンザ」を取り上げていました。
この二紙の社説から今の問題 点を皆さんと考えてみたいと思います。 中国の情報開示が遅いとよく問題になっていますが、

産経

は中国が死者が2人の段階で事実を公表し、 その数日後に中国CDC(疾病対策センター)が全遺伝子データをWHOインフルエンザ協力センターに提供したと、中国保健当局の対応を異例 の速さだと評価しています。

読売

は中国政府が感染の事実を公表したのは、最初の患者の死亡から1ヶ月近くたってからだったと、情 報開示が遅く十分でないと指摘しています。皆さんはどう思われますか。

 

中国からの全遺伝子情報の提供でWHOや国立感染症研究所、東京大学等の分析で、鳥インフルエンザ ウイルスというよりも人のインフルエンザウイルスに近い遺伝子構造をもっていることが判明しましたが、産経は人から人へと感染が広がるにはより多 数の変化が組み合わされる必要があるがそうした状況には至っていないと。

しかし、読売は鳥などの間で感染を繰り返すうちに、遺伝子が 変異して、人に対する感染力を持ったようだと。正反対の解釈をされています。 私は、H7N9ウイルスの遺伝子分析を行った、オランダ、エラスムス医学センターのロン・フーシェ教授の言葉が非 常に気になりました。「二つの遺伝子変異が確認されているが、一つはポリメラーゼと呼ばれる酵素をコードしている遺伝子で、もう一つは細胞に付着 するタンパクであるヘマグルチニンをコードしている遺伝子とされる。同教授は、このような遺伝子変異を示した鳥インフルエンザウイルスはこれまで なく、そうした意味でこのH7N9鳥インフルエンザウイルスは非常に警戒すべきウイルスである。」東京大学の河岡教授も同じような 見解を持っています。
ですから産経のように「至っていない」と断言するのはどうかなと思いました。 現時点での対応については産経と読 売は対照的な内容で、しかもこのことは現時点での判断を誤ると取り返しのつかないことにつながるので、非常に重要なことだと思い、皆 さんにも是非考えていただきたいと思いメールをさせていただきました。
産経は早期に感染を確認し、治療を受ければ患者は回復する。また日本は安心して治療を受けられる医療供給体制がしっかりしているから大丈夫だと。
そしてパンデミックの警戒は必要だが、いたずらに不安を増幅させる事態ではないと。しかし読売は感染は広がり、死者も出ている。中国だけではな く、世界に蔓延する恐れもある。鳥が大量死すると言った異変が生じないまま人への感染が広がる恐れがある。日本政府も対策に万全を。新型インフル エンザ対策措置法の施行で行動計画に基づき対策の柱とするようにと。 皆さんどうですか、この二紙の違いは明らかです。一言で言うと「産経は楽観的、読 売は対策強化」です。今、どちらの考えが大事なのでしょうか。 H5N1ウイルスと異なり、H7N9ウイルスは鳥に対して低病原性であることから、症状のないまま鳥の間で拡大するため、そのウイルスの駆除は難 しいと、フーシェ教授は説明しています。
鳥に対して弱毒性だからといって、人に対しても病原性が低いとは言えない。そのように同教授は警告してい ます。ロンドン王室大学の感染症疫学の専門家であるロイ・アンダーソン教授は、警戒態勢が重要だと。人人感染が未だ起きてなくても、いったん流行 が始まると、その拡大速度は突然跳ね上がる、と言っています。 私はまだ「ヒトヒト感染」が起こっていないと言われている中、不安を煽ることは確かに良くないことですが、楽観的な考え方を することが、今の対策を遅らせ、取り返しのつかないことになることが一番心配です。危険な兆候はH7N9だけで はありません。H5N1もそうですし、SARSによく似たコロナウイルスも非常に危険です。

(株)モチガセがパンデミックの危険性に対し、抗ウイルスマスクの開発を始めたのは10 年前です。当時鳥取大学の教授であった大槻公一先生の提案で始めました。大槻教授は「ドロマイトを使ったマスクを開発すればパンデミック を防ぐ決定打になり、社会に貢献できる」と言われ、パンデミックにあらゆる経営資源を集中し研究を行って来ました。科学技術振興機構(文 部科学省)の委託研究にもなりました。バリエールマスクは飛沫感染に有効に働きます。もちろんH7型にも有効です。 バリエールマスクはお蔭様で5,000万枚普及されています。
さらにバリエールマスクの備蓄を広げることが社会に大きく貢献できることと 信じております。バリエールマスクの普及にご協力いただける方はメールにて返信いただければ幸いです。